東工大の入試形態まとめ【2020年最新版】

このページでは東京工業大学に的を絞って、その試験の詳細を説明していきます。








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1.東工大に入学する方法は?



まず、東工大に入学、と言っても入る時期別に3つに分けることができます。それぞれについて解説していきます。


1.1.高校・高卒から学部1年に入学



高校から大学に進学するという、最も一般的な入学方法です。それゆえ入学を争うライバルが最も多く、東工大では毎年、倍率が3~8倍程度に上ります。

受験資格を持つのは、高校卒業見込み(高校3年生)高卒生高等学校卒業程度認定試験(高認)の合格者です。

高校を中退された方でも高認試験に合格すれば、受験資格が得られます。事実、在校生の中にもそのルートで入学した人がいます。


1.2.高専から学部2,3年に編入



いわゆる編入学試験です。募集人数は各系で若干名です。

系によって、学部2年に編入するか、3年に編入するかがあらかじめ決まっていますので注意です。基本的には3年に編入するのですが、「数学」「物理学」「地球惑星科学」「数理・計算科学」「建築学」の5つの系だけは2年に編入します。


1.3.他大学から大学院1年に入学


正確には大学と大学院は異なる教育機関なのですが、多くの東工大生は東工大院に進学するので、大学院から彼らの仲間に加わることも可能です。

しかしながら、東工大の院試は、東大など、他の大学院と比べて難易度が高いと言われています。

また、8に行われる院試の対策勉強はもちろんのこと、面接での口頭試問対策院試で提出するTOEICのスコアの取得など、様々なことに取り組まなくてはならないので、大学受験同様覚悟が必要です。

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なお、これらの3つの入学方法のうち、この記事では以降、『1.1.高校・高卒から学部1年に入学』する方法について詳しく紹介していきますのでご承知ください。

2.東工大の4つの入試形態とは?



東工大には4つの入試形態があります。

『推薦入試』『AO入試』『前期入試』『後期入試』の4つです。このサイトでは最も一般的で、多くの高校生が受験する前期入試について主に取り扱っていますが、せっかくですのでこの記事では、4つの形態すべてを紹介していきます。


2.1.推薦入試



『理学院』にのみ存在します。募集人数は8です。

理学院からは「数学」「物理学」「化学」「地球惑星科学」系の4つのいずれかに進むことができます。

なお、ここを合格する8人というのは数学オリンピックや科学の甲子園に出場し、優秀な成績を収めるような人です。ですから、一般の受験生では正直なところなかなか手が届かないと言えます。


2.2.AO入試

例年2月上旬に行われる試験です。今年は2/9に行われます。

『工学院』『物質理工学院』『情報理工学院』『生命理工学院』『環境・社会理工学院』に存在する入試形態です。

募集人数は学院・年度によって異なります。2020年入学は下図のとおりです。

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『生命理工学院』は生物選択で受験できます。東工大で唯一です。物理をとっていないが東工大を受けてみたい、という人はぜひ受けるとよいでしょう。

志願者が募集人数の2~3倍を超えた場合、センター試験の点数による第一次段階選抜を行います。学院にもよりますが、概ね700点を超えたかどうかで判断するようです。

どの学院であっても面接が存在します。ここでは自分が志望する分野に対する口頭試問などが行われますので、しっかりとした知識とそれをアウトプットする力を備えておく必要があるでしょう。


実は倍率も意外とそれほど高くない知る人ぞ知る入試となっています(もちろん優秀な人材がそろって受験しに来るので、倍率以上に難易度は高いですが)。

試験日程も前期入試より前なので、受験期に自分が身に着けた知識を持って、ダメもとで受験してみるのもよいでしょう。

2.3.前期入試

例年、2月末に2日間の日程で行われます。今年は2/25,26です。

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『高校・高卒から学部1年に入学』する方法の中で、最もメジャーな入試方法です。センター試験を足切りにのみ用い、その後の2次試験一発勝負で合否を決めます。

出願時には、6つの学院(ex.工学院)の中から、第一~第三志望の学院を記載します。ただし、仮に第三志望であっても、第一志望の者より1点でも高ければそちらが合格するので、結局は実力勝負です。

2.4.後期入試

例年、3月中旬に行われます。今年は3/13です。

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『生命理工学院』にのみ存在します。募集人数は30と、狭き門です。

前期入試と異なる点は大きく2つ。

まず、志望者が定員の約10倍を超えた場合、センターの点数(合計950点)で第一次段階選抜を行う点。前期入試は600点を超えればパスできましたが、この選抜は相対評価なので、基準点はありません。

次に、数学・理科・外国語のンター試験の点数を圧縮して持ち越します。そのため、センターの点数が良いとされる東大や京大、医学部を前期に受験した人が多く受験し、前期入試と比べて難易度の高い入試形態となっています。


なお、一度入学してから『生命理工学院以外の系』に転系するのは、不可能ではないのですが、かなり難しいです。ですので、もともと『生命理工学院』志望で、自己採点ではセンターでしっかり点が取れた人が前期入試とともに併願するのが良いでしょう。

後期試験出願前にセンターの点数は開示されません。ですから、センターの点数は自己採点結果を信じるしかありません。この点からも、センターは自分がどのマークを塗ったか問題用紙に印をつけておくのが良いでしょう。

3.おわりに

いかがでしたでしょうか?想像以上に東工大へ入学する方法が多いと感じませんでしたか?

このように、東工大には様々な試験を突破した人材が集まります。このほかにも多くの留学生、聴講生が東工大で学びます。このような多様な理系センスを持った人間と出会えるのが東工大の一つの魅力といえますね。



次の記事では、東工大の前期入試において、どの科目を勉強すればよいのかを書いています。ぜひご一読ください。





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