センター試験で受けるべき社会科目とは?(東工大編)

この記事はこちら↓の記事の続きです。こちらの記事も合わせてお読みください。



さて、前の記事では、東工大志望の受験生は地歴公民のうち、地理B・日本史B・世界史B・倫理政経・現代社会から1つを選択してセンター試験で受ける必要があると書きました。

それならば、どの科目が一番足切り回避に有効なのでしょうか?





1.東工大志望なら『地理B』を受験せよ!



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東工大志望なら地理Bを選択せよ!



足切り回避さえすればいい、という考えのもとでは、東工大志望の受験生は地理Bを受験すべきだと断言できます。

それぞれの科目の特徴を見ていきましょう。



  • 地理B:時事問題や常識で解ける問題が多いため、対策をしなくてもある程度の点数が取れる。しかし、満点は最も難しい。

  • 日本史B:暗記量は非常に多い。主に二次で日本史を使う人(文系)向けの科目。

  • 世界史B:同上

  • 倫理政経:倫理はそれなりの暗記が必要。政経に関しては常識で解けそうにも思われるが、実は論理的思考を要する設問が多く、難易度は低くない。

  • 現代社会この中で唯一の2単位科目(他は4単位)なため、範囲が狭く、対策をすれば点数はかなり伸びる。



単純な暗記量の少なさでみると現代社会、次いで地理B、倫理政経となります。

地理の場合、“全く勉強していなくてもある程度得点できる”のです。

すなわち、長期記憶のために継続的に勉強する必要がほぼないというメリットがあります。

人にもよりますが大体60~80点は取れます。どうしても苦手ならセンター直前にその範囲だけを詰め込めばいいわけです。

満点(年によっては90点以上)がほぼ不可能であるという欠点がありますが、先に述べた通り、これは東工大受験生にとって全くと言っていいほど痛手とはなりません。

繰り返しになりますが、センターは600点を超えさえすればいいからです。

また、東工大志望者の主な併願先は早稲田・慶応・東京理科大などですが、これらの理工学部はセンターの点数を必要としません。(理科大A方式はセンター利用。B方式は2次試験のみ。C方式はセンターの点数+2次試験)



ところで、上の各科目の特徴を読む限りでは、地理Bの他に現代社会も効率がよさそうに感じます。

それでは次に、地理Bの対抗馬となる"現代社会"を私があまりお勧めしない理由を述べます。


2.『現代社会』の意外な落とし穴とは?

現代社会での受験には致命的な欠点があるのです。

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現代社会で受験できる難関大学は少ない



例えばあなたの春の段階での志望校が東工大だったとします。しかし、学力の伸びにはどうしても個人差があります。もしかしたら志望をワンランク下げる必要があるかもしれませんし、逆に志望をワンランク上げる(つまり東大や京大ですね)余裕ができるかもしれません。

あるいはセンターの自己採点の結果次第で出願先を決める人もいるかもしれません。


前者(志望下げ)は本人の責任だとしても、後者(志望上げ)の場合、最悪だと、「東大を受かる能力があるのに現代社会では受験できない」ということになってしまいます。

「どうせ俺は東大なんて受けないし…」と思っている人も、わかりませんよ?

オープンキャンパスに行ってみて、どうしても行きたい研究室ができた、とか。理由は様々です。



このように現代社会での受験は選択の自由を狭めるリスクを常に持っています。

そして何より、選択する人数が少ないですからモチベーションも湧きません。友人間で教えあうこともできないかもしれません。

そういう点でもやはり、文系の人間を含めた受験者数が多い“地理B”が無難と言えます。


3.地理選択で注意すべきこと



最後に一つだけ注意してほしいのは、地理Aでなく地理Bだということです。

地理Aは2単位科目で地理Bは4単位科目です。



学習指導要領には地理Bにのみ、「世界と日本を比較し多面的に考察させる」という文言があります。

つまりは「なぜその地域で雨が降るのか」とか「その気候の差がどのような生活の違いを生んでいるのか」といったところまで考察する分だけ地理Bのほうが範囲が広いというわけです。

模試やセンター過去問をよく見てみると、AとBで途中から設問が異なっているのがわかると思います。



地理Aの範囲はすべて地理Bにも含まれていますから、自習で間違えて地理Aの問題を演習してしまっても特に問題はありません。

そのかわりセンター本番では必ず“地理B”のマークを塗ってくださいね。でないと科目数不足で二次受験さえできません。




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